鹿革の特長

 
しなやかで柔軟、軽くて通気性に優れています。傷つきにくく水にも強く丈夫でありながら、上質感あるシボが特長です。

欧州では羊革や牛革をしのぐ高級マテリアルとして永年、オートクチュールメゾンやラグジュアリーブランドで珍重されています。

日本で鹿革といえば、漆で模様を描いた甲州印伝などの伝統工芸が有名ですが、さかのぼれば戦国時代の鎧甲冑に、現代では剣道の武具に使用されています。

鹿革スエードは、高密度でしなやかな繊維質と水耐性を活かして、洗車用高級ウエスにもなっています。最近では洗顔用タオルとしても人気が出ています。
 

鹿革蝦夷地の扱う鹿革の品質

 
北海道の蝦夷鹿は、本州のニホンジカの亜種に分類され、日本に生息する鹿の中でも最大級です。

肉もたくさん取れて、同様に皮も比較的大きく取れますので、活用範囲が広く昨今のジビエ人気を背景に産業化が期待されています。

弊社が取り扱う蝦夷鹿の原皮は、ベテランハンターが胴体の傷つきを極力少なくしようと一発で仕留めた蝦夷鹿をメインに扱っています。

胴体の傷が少ない分、美しいシボも損なわれていないので活用範囲も広いです。

一枚一枚丁寧に処理された原皮を、熟練のタンナーが鞣し加工します。弊社の鞣し加工は、主に植物タンニン鞣しです。

植物タンニン鞣しは、一般的なクロム鞣しと比べて環境に優しい反面、ゴワゴワ感が残り、衣料用皮革素材としは不向きでした。しかしその難点をクリアし、環境に配慮しながら、鹿革の美しいシボ感としなやかさを両立できるようになりました。

レザー文化の豊かな欧州と日本の精度の高いアパレル業界で培った稀有なノウハウを活かし、素材が使用されるファッションやマーケットに直結した開発提案がモットーです。(具体例はこちら